【目次】

いたスト講座(重要戦略編)

1章 店買いとエリア独占の攻略法

(1) 高い店と安い店はどっちを狙えば良い?

(2) 独占エリアを狙うには?

(3) 買い物料をいただきやすい店って?

(4) 強制競売にならないように

(5) みんな大好き♪空き地♪


2章 マーク集めとルート取りの攻略法

(1) 最後までマークを集めた方が良いのか?

(2) 安全ルートの確保の重要性

(3) 常に最短ルートでマークを集めた方が良いのか?


3章 株と増資の攻略法
























































































































































いたスト講座(重要戦略編-@) ― いただきストリート攻略 ―

1章 店買いとエリア独占の攻略法 ― いたスト攻略 ―

いたストで勝利するための基盤となるのが店とエリアです。
店がなければ、増資もできないし、買い物料も徴収できません。
株儲けの手段も、ライバルのエリアの株に相乗りする等に限定されてしまいます。

なお対人戦(人間との対戦)である程度の実力を持つ人が集まった場合、
最終的には自分の3軒エリアを1つぐらいは持たないとまず勝てません。
まあCOMならほとんど店なくても、相乗りだけで勝ててしまうこともありますが。

(1) 高い店と安い店はどっちを狙えば良い?

元の店価格(ゲーム開始時点の店価格)の高い店と安い店のどっちを積極的に買った方が良いのでしょうか?
基本的には高い店を狙った方が良いケースが多いです。
ただし表1に示す通り、高い店も安い店もそれぞれメリット・デメリットがあるため、
慣れてきたら状況に応じて判断してください。

表1:高い店と安い店のメリット・デメリット

いたスト攻略/いただきストリート攻略 高い店と安い店のメリット・デメリット

いたスト攻略/いただきストリート攻略 高い店と安い店のメリット・デメリット

表1の内容は全て基本的で重要なことです。
特に判断が難しいのが高い店のデメリットにある「株の購入に当てる資金が、少なくとも一時的に大きく減る」です。
ただ、店を持つメリットは表1の通り大きいので長い目で見ると、株を買うよりも店を買う方を優先した方が良い場合が多いです。

(2) 独占エリアを狙うには?

独占エリアや3軒エリアを持つメリットは、入門編で耳にタコができるほど聞かされたかと思います(笑)
では少し一緒に考えてみましょう。
図1の状況の場合、あなたが青太郎ならどのエリアの独占を狙いますか?

いたスト攻略/いただきストリート攻略 各エリアの店の所有状況

いたスト攻略/いただきストリート攻略 各エリアの店の所有状況

図1:各エリアの店の所有状況

みなさん、どのエリアの独占を狙うか考えましたか?

では、まず赤枠エリアを見てみましょう。
まだ1軒しか所有していないですが、まだ残り3軒が誰にも買われていません。
つまり5倍買いせずに、独占できる可能性もゼロではありません。
このようにまだ自分以外に持ち主がいないエリアを狙うのも有効です。

次に紫枠エリアを見てみましょう。
既に3軒所有しているので、軒数という見方(視点)では紫枠エリアが1番独占に近いです。
しかし、700Gの店を5倍買いしようとすると「株+現金」が3500G必要です。
仮に5倍買いできたとしても自分の資産は一時的に2800G減り、橙太郎の資産と現金を2100Gも増やすことになってしまいます。
つまり紫枠エリアの独占は難しいと言わざるを得ません。
独占を狙うためには、エリア内で高い店(特に1番高い店)を最初に買えるかどうかが重要です。

最後に緑枠エリアを見てみましょう。
2軒所有していますが、今度は高い店上位2軒を自分が持っています。
残り2軒を両方とも5倍買いしたとしても総額1850Gで、紫枠エリアよりもずっと少ない金額で独占できます。


(3) 買い物料を取りやすい店って?

結論から言うと取りやすい順は分岐点>分岐点から遠い>分岐店から近いです。

まず、図2の左下の緑枠エリアの買い物料1199Gの店に注目してください。青の矢印の通りに進んできた場合
ラッキーマスで分岐がありますが、左側に直進した場合に1199Gの店に止まってしまう場合、ほとんどの人が上側に進みます。
なぜなら、1199Gを払うぐらいならマーク集めが6マス遅れる方がまだマシだと考えるからです。
特に今回の例では、上に行けば店も買えるし現金に余裕があれば銀行で株を買うこともできるというメリットもあります。
もし1199Gの店に止まらずに意図的に飛び越えられるなら、みんな大喜びで左側に直進します。
つまりこの店は右側から来たプレイヤーから実質、買い物料をとれないのです。
要するに分岐点に近い店ほど買い物料を徴収しにくいということです。

いたスト攻略/いただきストリート攻略 買い物料を徴収しやすい店とは?

いたスト攻略/いただきストリート攻略 買い物料を徴収しやすい店とは?

図2:買い物料を徴収しやすい店とは?

次に、図2の左上の橙枠エリアの買い物料911Gの店に注目してください。
この店は分岐点から4マスも離れているので、意図的に飛び越えるのは難しいです。
例えば、上側の分岐点の手前の店価格280Gか150Gのマスにいるという好条件だとしても、
サイコロで6以上を出さなければ、意図的に飛び越えることはできません。
要するに分岐点から離れている店は買い物料を徴収しやすいです。
よって、分岐点から遠い店を優先的に買った方が良いです。

最後に、図2の左上の橙枠エリアの買い物料756Gの店に注目してください。
赤矢印のようなルートでマークを集める場合、この店を2回通ります。
しかも分岐点の店を意図的に飛び越えることは基本的にはできません。
要するに分岐点の店は買い物料を非常に徴収しやすいということです。
よって、分岐点の店は最優先で買った方が良いです。

ただし、いくら分岐点の店でも極端に元の店価格が低い(100G以下)とかだと、
その店のエリアを独占して増資しない限り、買い物料は期待できません。
それでもライバルのエリア独占の妨害としての価値はありますし、
2度通るなら増資チャンスとしての価値は2倍です。


(4) 強制競売にならないように

買い物料を払ったときに「株+現金」を全部はたいても、まだ払いきれない場合は店を売って現金に替える必要があります。
このとき強制的に、自分の店をどれか1つ選んで店価格の75%で売るハメになり残りの25%は闇に消えます。
例えば、400Gの店を売った場合、現金は300Gしか入りません。銀行のボッタクリ手数料でしょうか(笑)
さらに追い打ちをかけるように、この店は勝手に競売にかけられ他のライバル3名のうち1番高い金額を提示した人が落札します。
これを強制競売と呼びます。
売る店を選ぶときは、誰が落札しても3軒エリアや独占エリアとならない店を選ぶよう気をつけてください。

このような踏んだり蹴ったりの強制競売にならないための対策は主に2つあります。

@「株+現金」に少し余裕を持たせる

例えば「株+現金」が400Gの状態で、店価格300Gの空き店に止まったとします。
このとき、すぐ先にライバルの買い物料150Gの店があった場合は、買わない方が無難です。
ただし、その店を買ったら3軒エリアや独占エリアとなる場合は、迷わず買って次に説明する自主競売をします。

A 自主競売に出す

サイコロを振る前に自主的に競売(以後自主競売と呼ぶ)に出した場合は、銀行にボッタクられることはありません。
例えば、400Gの店を競売に出し、誰かが800Gで落札したら、800Gの現金が全て自分のふところに入ります
強制競売だと、誰かが800Gで落札しても、300Gしか自分のふところに入らないので全然違います(笑)
余談ですが、どうしてもすぐに株を買うお金がほしい時にも使える方法です。
ただし、強制競売と同様、誰が落札しても3軒エリアや独占エリアとならない店を選ぶよう気をつけてください。

番外編

本題からはそれますが、似たような発想のプチ戦略を一つ。
「株+現金」が400Gの状態で、店価格300Gの空き店に止まったとします。
このとき、すぐ先に自分の2軒エリアがあり、残りの2軒が空き店だったとします。
この場合は、この先の店を買って3軒エリアができることを期待して、止まった店の購入を見送るという手もあります。


(5) みんな大好き♪空き地♪

ここでちょっとコーヒーブレイク♪
普通の店とは違う特殊な施設について触れます。
空き地がないマップもありますし、気楽に読んで頂ければと思います。

@ 空き地って何?

空き地は、持ち主がいない場合にマップ上で「SALE」となっているマスのことです。
空き地に建設できる施設は、基本的に普通の店より強力なので、みんなに大人気で他の店よりも優先して買われることが多いです。
止まったら表2に示す好きな施設を建設することができます。

表2:空き地一覧

いたスト攻略/いただきストリート攻略 空き地一覧

いたスト攻略/いただきストリート攻略 空き地一覧

5倍買いについては、普通の店と同じです。
ただし普通の店と異なり、一部の施設を除いて増資できません。
増資できるのは、サーカス小屋(100G固定)と木の店(普通の店と同様)だけです。
しかし、普通の店と異なり改築ができます。

改築とは今の施設を75%で売って別の施設を建設することです。
改築は、サイコロを振る前ならいつでもできます。
例1:飛空艇を神殿に改築する場合
150Gで売って200Gで建設するので計50Gの「株+現金」が必要です。
このとき50Gは闇に消えるので、自分の資産が50G減ることになります。
例2:酒場を木の店に改築する場合
150Gで売って1000Gで建設するので計850Gの「株+現金」が必要です。
50Gは闇に消えますが、800Gは店に増資するのと同様の扱いで、当然株価も上がります。

A 空き地活用編

ここで終わらせるのはちょっとさびしいので、空き地の活用例を表3に示します。
自分なりの使い方を見つけてみるのも面白いかもしれませんね♪

表3:空き地の活用例

いたスト攻略/いただきストリート攻略 空き地の活用例

いたスト攻略/いただきストリート攻略 空き地の活用例



2章 マーク集めとルート取りの攻略法 ― いたスト攻略 ―

いたストをプレイしていると、ルート取りに迷うこともあるでしょう。
「こっち行くとマーク集めが遅れるしー、でもこっち行くと高い店があるしー、
「あぁぁぁー!もうめんどくせぇー!勘だ!勘!(笑)」と思ったことは、
誰もが1度はあるのではないでしょうか?
実際、ルート取りも奥が深く、判断に迷うのは当然です。。
この章では、ルート選択を判断する上で、基本的な見方(視点)について書いてみようかと思います。

(1) 最後までマークを集めた方が良いのか?

例えば、図3のケースをご覧ください。
あなたが青太郎の立場だったとして、次に貰える賞金が1000Gだったとします。
図3の状況だとして、マークを集めますか?

いたスト攻略/いただきストリート攻略 各エリアの店の増資状況および店と株の保有状況

図3:各エリアの店の増資状況および店と株の保有状況


結論から言うと、集めない方が良いでしょう。
理由は主に2つです。
理由@「ライバルに支払った買い物料 > 賞金」となる可能性大
もし、マークを集めて2000G以上の店のどちらか1軒にとまってしまった場合、
賞金1000G - 買い物料2000G = -1000Gとなります。
これではマークを集めない方がマシだったということになります。

本当に恐ろしいのはこれだけではありません。
ライバルに2000G振り込むと、ライバルとの差が4000G開くのです。
もし振り込んだライバルがトップなら致命的な差となる場合が多いでしょう。

また、右側の2軒の2000Gの店のうち少なくとも一方に振り込む可能性が何%か知っていますか?
最大出目が7だとして、2/7=28.5%だと思っていませんか?
実際は、40%ぐらいなんです(いたスト講座(知識編)参照)。
ちなみに振込回数の期待値は0.5回です(いたスト講座(知識編)参照)。
つまり、高額店が2軒あるところを通れば、2回に1回は振り込むと考えた方が良いです。

理由A「株持ち増資による儲け > 賞金」となる可能性大
左側に行くと増資チャンスが7回もあります。
株150あれば、1回の増資でだいたい1500Gぐらい儲けられるので、賞金より増資による儲けの方が多いです。
左半分には増資チャンスが7回あるので、だいたい3回ぐらいは増資できると期待できます。
3回増資できると、だいたい4500Gぐらい儲けられるので、
賞金よりも増資による儲けの方が大きくなります

マークを集めない方が良いケースがあるということはご理解いただけましたでしょうか


(2) 安全ルートの確保の重要性

安全ルートとは高額な買い物料を支払わなくて済むルート(ライバルの高額店がほぼないルート)です。
例えば、図4のケースでは、青太郎なら、銀行を含む左側半分、緑子なら銀行を含む右側半分、橙太郎なら飛び地です。
いたストでは中盤以降に安全ルートを確保している状態が理想的です。
安全ルートを確保すると、ライバルに高額な買い物料を振り込まずに済みます。
図4は綺麗に安全ルートが分かれた例ですが、自分だけ安全ルートを持っているとかなり有利です。
他の人は買い物料を払い続ける一方だが、自分は買い物料を払うことなく、
株持ち増資して資産を増やすことができます。

安全ルートの確保の重要性はご理解いただけましたでしょうか?

ではここで、青太郎、緑子、橙太郎のそれぞれの安全ルートの強みと弱みを考えてみてください。

いたスト攻略/いただきストリート攻略 各エリアの店の増資状況および店と株の保有状況

図4:各エリアの店の増資状況および店と株の保有状況


考えましたでしょうか?
では、それぞれのルートの強みと弱みを表4に示したので、見ていきましょう。

表4:安全ルートの比較

いただきストリート DQ&FF 30th 攻略 安全ルートの比較

いただきストリート DQ&FF 30th 攻略 安全ルートの比較

この表の中で「銀行で株が買える」という強みは大きいです。
現金を株に替えたり、ある株を売って、より有望な株に買い替えたりすることもできます。
橙太郎の飛び地についてですが、ワープに止まるかどうかは運なので、運次第で最強にも最弱にもなり得ます。
飛び地はハイリスク、ハイリターンということを覚えておいてください。


(3) 常に最短ルートでマークを集めた方が良いのか?

いたストではスピードが重要です。
よって、できるだけ最短ルートでマークを集めた方が良いです。
しかし、常に最短ルートで集めた方が良いのかと問われると、答えはNoです。
例えば↓
@ 銀行で株を買いたい場合
中盤以降は、賞金よりも株で儲ける金額の方が大きい場合が多いです。 現金に余裕がある場合や、ある株を売って、より有望な株に買い替えたい場合は、
最短ルートにこだわらず、多少なら遠回りしてでも、銀行で株を買うのを優先させた方が良い場合があります。
ただし、半周もマーク集めが遅れるようであれば、さすがにやり過ぎな場合がほとんどですが。
A 店を買ったら3軒エリアまたは独占エリアができる場合
3軒エリアや独占エリアの強力さは何度も言いましたよね。
3軒や独占が作れる場合は、マーク集めを遅らせてでも、店を買った方が良い場合があります。
ただし、その分スピードが遅れるので、株持ち増資する前に、ライバルに先に相乗りされてしまうことがあります
半周もマーク集めが遅れるようであれば、先の展開を読んで慎重に考えた方が良いでしょう。

他章へのリンクは以下 ― いたスト攻略 ―

3章 株と増資の攻略法