【目次】

いたスト講座(応用戦略編)

1章 妨害行為の落とし穴

(1) 妨害行為の本質

(2) 妨害するしないの判断例


2章 下位からの逆転戦略

(1) 冬を耐え忍ぶ

(2) ロケット増資戦法

(3) 酒場ご招待戦法

(4) 一点集中戦法

(5) 交渉戦法


3章 ライバルの妨害対策

(1) 相乗り対策

(2) 10株売り対策

(3) 5倍買い崩し対策


4章 上位からの逃げ切り戦略

5章 ハイレベルな対戦で大事なこと


























































































































いたスト講座(応用戦略編-@) ― いただきストリート攻略 ―

1章 妨害行為の落とし穴 ― いたスト攻略 ―

(1) 妨害行為の本質

まず妨害行為って具体的にどんなものがあるのでしょうか?
(1) 5倍買いで、ライバルのエリアを崩す
(2) 相乗り後に、10株(以上)売りで株価を下げる
(3) ライバルのエリアにある店に防衛増資(カラ増資)する
細かく見れば他にもありますが、大きな妨害行為はざっとこんなもんでしょう
これらには、共通点があるのですが、何でしょうか?

全て、自分の身を削っているのです。
妨害行為で損をするのは、基本的には、妨害対象のライバル1人と自分なのです。
しかし、他の2人は基本的には損をしません。
ちょっと見方を変えて相対的に見ると、他の2人を得させていることになります
漁夫の利ということわざがありますが、いただきストリートの妨害行為は正に、漁夫の利なのです。

対人戦をやっていると、特に5倍買い崩しについては、買え!潰せ!という外野の声が聞こえてきます。
そんな時に、冷静になって考えてみてください。
他の2人を得させてでも、妨害した方が良いのかと。

そもそも、なぜ妨害行為をするのでしょうか?
それは、自分が勝つためではないでしょうか?
妨害するしないの判断基準はとってもシンプルです。
妨害することにより、自分が1位になる可能性が上がるのかどうか?
それだけです。

(2) 妨害するしないの判断例

以下に、簡単な判断例を示します。

@ 順位で判断
(1) 自分が1位の場合
・相手が2位なら、妨害(10株売り、5倍買い崩しなど)する
・相手が3位か4位なら妨害しない(3位と4位を妨害すると2位を得させるから)
(2) 自分が2位の場合
・相手が1位なら妨害(10株売り、5倍買い崩しなど)する
・相手が3位か4位なら、妨害しない(3位と4位を妨害すると1位を得させるから)

A 株の数で判断
(1) 相手が297株持っている場合
・10株売りする(相手に999G連続増資されると目標金額に到達されてしまうから)
・5倍買い崩しする( 同上 )
(2) 相手が99株持っている場合
・10株売りしない(自分も損するし、99株だと効果が小さく、また他のライバルを得させるから)
・5倍買い崩ししない(自分も損するし、他のライバルを得させるから)

B エリアの強さで判断
(1) 強いエリアの場合
・3軒エリアでも、店の値段が安ければ5倍買いで崩す(今後、独占して増資されると、その人の優勝を決定づけるほどの脅威となるから)
(2) 弱いエリアの場合
・3軒エリアなら、崩さない(今後、独占して増資されても、その人の優勝を決定づけるほどの脅威にはならないから)

C 自分が今後のそのエリアを通るかどうかで判断
(1) 自分の進行ルート上に同じエリアの高額店があるかどうか
・あるなら、5倍買い崩しをする(崩せば買い物料が半額になるので、すぐ先の高額店に振り込んだときに被害が少なくなる)
・ないなら、5倍買い崩しをしない(すぐに高額店に振り込む可能性はないから)
(2) 自分の安全ルート(リンク先参照)上のエリアかどうか
・そうなら、5倍買い崩しをする(増資されると安全ルートがなくなり、高額な買い物料を支払うリスクがつきまとうから)
・そうでないなら、5倍買い崩しをしない(増資されたら通らないようにすれば、高額な買い物料を取られる心配はないから)

あくまで例です
実戦では、これら複数の視点(見方)を組み合わせて判断しますし、
状況次第で、他にも細かい視点(見方)も色々出てくると思います。
もし、この例のなかに、皆さんにない視点(見方)があった場合は、参考にする程度で良いと思います。


2章 下位からの逆転戦略 ― いたスト攻略 ―

序盤で出遅れると、逆転が難しいと言う人がいます。
トロデーン城、アレクサンドリア、幽霊船など
初期金額や目標金額が低いマップ、店の数が少ないマップは、確かに逆転は難しいです。
しかし、ほとんどのマップでは序盤で出遅れても、十分に逆転は可能です。

(1) 冬を耐え忍ぶ

序盤〜中盤は冬ですが、終盤の逆転に向けて耐え忍びましょう。
下位の人はライバルからマークされにくいというメリットがあります。
マークされないと、どのような良いことがあるのでしょうか?
@ 相乗りで儲けやすい(自分が相乗りしていてもライバルが増資してくれる)
A 妨害行為(10株売り、5倍買い崩しなど)をされにくい
B 交渉(お店の交換など)に応じてくれやすい
C 相乗りされにくい
D どこの株を買ったのかについて注目されにくい

@Aのメリットを活かし、相乗りで儲けて終盤の逆転に向けた資金を調達します。
Bのメリットを活かし、下位同士の交渉で最低でも2件エリアはゲットしておきます。
COM戦なら相乗りだけで優勝することも可能ですが、ハイレベルな対人戦だとまず無理なので
中盤までに少なくとも2件エリアはゲットしておかないと厳しいです。

中盤〜終盤は@〜D全てのメリットを活かし、逆転まで持っていきましょう。
では、次から具体的な戦法について話します。

(2) ロケット増資戦法

まるで、ロケットのような怒涛の勢いで逆転することから、私の独断と偏見で勝手に命名しました(笑)
この戦法の仕上げは、「誰にも相乗りされていない状態で、297株とか大量に株を貯め込んで、一気に連続増資して逆転する」ことです。
「いやいや、いくら下位でマークされにくいとはいえ、そこまで株を貯め込んでいたら相乗りされてその後10株売りされるだろwwwww」
おっしゃる通りです(笑)
なので、少し工夫が必要です。
では、手順を以下に説明します。

@ ロケット発射準備

(1)で中盤まで耐え忍び、資金調達できたら、自分の2軒エリアの株を貯め始めます。
2軒エリアというのが、この戦法のポイントです
下位は「相乗りされにくい」、「どこの株を買ったのか注目されにくい」というメリットに加え、
2軒エリアならほとんどマークされることはないでしょう。
中盤の終わりぐらいからは、1位の動向や、自分のことに手一杯で、下位のことまで気にする余裕がなくなっている人が多いです。
ポイントは以下3つです。

(I):3軒エリアにしたときに、増資あまりが十分にあること
初期の店価格があまりに安いエリアだと、3軒だと999G増資できる店がない場合もあるので、やや効果が薄くなります。
もちろん、4軒目を5倍買いできれば良いのですが、4軒目の店に狙って止まるには運も必要です。
3軒目の店は、狙えばだいたい買えるのですが。
理想は、空き地のあるエリアです。
3軒エリアでも空き地をランク3の店に改築するだけで、増資あまりが実質3800Gあります。

(U):3軒目の5倍買い価格が高すぎないこと
残り2軒のうち2軒とも安いのが理想です。
1軒だけ高くて、残り1軒の安い方を買うしかない場合は、 3軒エリアにできる可能性が下がってしまいます。

(V):マッハで株を買う
銀行を通過するときに、マッハで株を買うと、どこの株を買ったのかがライバルにバレにくいです。
理想は、百分の一秒単位の刹那の瞬間に「〇」ボタンを押し、人間の目に映らないほどの速さで買いたいです(真顔)。
バレなければ、当然相乗りもされないです。

A ロケット発射!

3軒目を5倍買いしたら、直ちに増資を開始します。
297株以上貯まっている状態で5倍買いが理想ですが、状況によっては198株で5倍買いしても良いでしょう。
5倍買いした直後に、すぐに大量株持ち増資ができることがこの戦法のポイントです。
3軒目を買えた後に「よっこらせ」と株を貯めはじめる平凡な戦略では、
ライバルに相乗りと10株売りをされる可能性が高いです。
もちろん、3軒目の店をいつまで経っても買えないというリスクはありますが、
その程度のリスクを背負う価値はありますし、3軒目はけっこう買えるものです。

株価変動率(知識編で説明予定)の影響で、297株で999G増資すると、一回の増資で3700Gぐらい儲けることができます。
特に空き地のあるエリアなら効果絶大で、ランク3の店(木の店)に改築して2回増資すれば、
たったの2ターンで、10000G以上(6700G+3700G)株儲けすることができ、あっという間に大逆転できます。
この戦法で逆転したときの爽快感はハンパなく、どや顔になること間違いなしです(笑)


(3) 酒場ご招待戦法

これは応用というレベルではないですが、重要戦略編で触れていなかったのでここで。
飛び地や一方通行のエリアを3軒または独占して増資した状態で、
自分の空き地の酒場に止まって、ライバルを召集して、買い物料を徴収し、逆転を狙うという戦法です。
同じエリアに空き地がなくても、同じ飛び地の別のエリアの空き地を所有していれば良いです。
いただきストリート DQ&FF 30thのマップでこの戦法が有効なのは以下のマップです。
・死の火山:左上の島以外全部
・魔列車:左右の車両
・ロンダルキア:中央の飛び地
・竜王の城:下の飛び地

これで終わってはちょっとさびしいので、2つの空き地を組み合わせた小技を紹介します。
小技@:飛空艇に乗って酒場へGO♪
ライバルを召集できる上、自分の店がたくさんある(増資チャンスがたくさんある)
飛び地に行けるので、一石二鳥です。

小技A:飛空艇に乗ってポチッとな♪
死の火山等では、ライバルにスイッチを押されて、飛び地から逃げられそうになる場合があります。
そこで、飛空艇に乗って飛び地のスイッチを押し、ライバルを再度閉じ込めると同時に、
自分の店がたくさんある(増資チャンスがたくさんある)飛び地に行けるので、一石二鳥です。

(4) 一点集中戦法

守りは完全に無視して、1つの店に集中して増資する戦法です。
普段は、3軒エリアや独占エリアを増資するときは、ライバルから5倍買いされにくくするために、
複数の店に分散して増資することが多いかと思います(特に独占エリアの場合)。
下位から大逆転を狙う場合は、1つの店に集中して増資した方が良い場合もあります。
この戦法は、株儲けを意識した戦法ではないので、状況によっては株がゼロでも増資した方が良い場合もあります。
この戦法には、主に以下の2つの狙いがあります。

@ 高額な買い物料の直取り

(i)2つの店に1回ずつ増資して買い物料が各々2000Gとなった場合に、1位がどちらかに止まった場合は、1位との差が4000G縮まります。
(ii)1つの店に2回増資して買い物料が4000Gとなった場合に、1位がその店に止まった場合は、1位との差が8000Gも縮まります。
通常は(i)が基本ですが、下位からの逆転を狙う時は(ii)の方が有効な場合もあります。

A チャンスカードの○倍売りを意識

チャンスカードで、2倍、3倍売りのカードがあります。
終盤になっても、この○倍売りのチャンスカードが出ていない場合は、
残りのチャンスカードで○倍売りを引ける可能性が高いので、これを意識します。
例えば、初期価格503Gの店に1点増資(999G×3回)増資して、3500Gの店を3倍売りしたら、7000Gも資産が増えます。
ただし、株を大量に貯め込んでいる場合は、店価格が503Gに戻るので株価が暴落してしまうので注意してください。
ただ、この戦法を取るような状況で、株を貯め込んでいることはあまりないと思いますが。


(5) 交渉戦法

3位と4位同士だと交渉(店の交換、売買)が成立しやすいです。
交渉して、3軒エリアや独占エリアをゲットし、逆転まで持っていきましょう。
ポイントは以下3つです。

@ 自分が優勝する確率が上がること

これが最重要ポイントです。
交渉の目的は、自分が優勝する確率を上げることです。
特にCOM戦の場合は、エリアの強さ、持っている株数、銀行から近いか等も含め、できるだけ自分に有利な状態で交渉を持ちかけましょう。

A 交渉相手が、自身も優勝する確率が上がると思える交渉であること

これはCOM戦では不要な視点ですが、対人戦だと重要な視点です。
エリアの強さや持っている株数が明らかに不平等なのに差額ゼロで交渉すると、詐欺師の烙印を押され、
本当にWIN-WINの交渉の時にも応じてくれなくなるなど、羊飼いの少年状態になります。

本当は不平等なのに、相手にバレにくいのは安全ルート関連です。
自身の安全ルートは気にしていても、他人の安全ルートまでは気が回りにくいものです。

B 連鎖交渉発生のリスクを考慮

これもCOM戦では不要な視点ですが、対人戦だと考慮した方が望ましいです。
ある2人で交渉が成立した場合は、心理的に別の2人で交渉が成立しやすくなります。
いくら3位と4位同士の交渉であっても、独占エリアの交渉なら1位と2位も黙っていないでしょう。
1位と2位同士に独占エリア交渉返しをされ、交渉前よりも優勝が遠のく場合もあります。
リスクヘッジのため、1位と2位同士が交渉材料を持っているかどうかを事前に確認しておいた方が良いでしょう。

【補足】対人戦での交渉パターン

COM戦では店の件数が等しい場合しか成立しませんが、
対人戦では例えば3件エリアと独占エリアの交換や、店を2件譲って1件貰う交換も可能です。
極端な例だと独占エリアの店4件を全部交換して、独占エリアを入れ替えることも可能です。(ただし3件以上の交換はゲーム上の選択肢には出ないので会話できないと難しい)
パターンが増えても、ポイントが前述した@〜Bであることに変わりはありません。

(6) さいごに

序盤で出遅れても、最後まであきらめないで、1位を狙ってみようかという気に
少しでもなっていただけたら嬉しいです。
いただきストリートの勝負は最後まで本当に分かりません。
上位同士が潰しあってくれて、漁夫の利で逆転できることもありますしね。
あきらめたら、そこで試合終了ですよ。


3章 ライバルの妨害対策 ― いたスト攻略 ―

いただきストリートをプレイしていると、ライバルに妨害されることがあります。
例えば、相乗り、10株売り、5倍買い崩しなどです。
これらに対する対策について説明します。

(1) 相乗り対策

@相乗りされる前に増資する

増資すれば、株価が上がるのでライバルは相乗りしにくくなります。
その上、増資あまりも減るので、ライバルに相乗りされる可能性は
かなり下がるでしょう。

A相乗りされていないところの株を買って増資する

3軒エリアに相乗りされてしまった場合は、3軒エリアの株を売って、2軒エリアの株を買って増資した方が良い場合もあります。
序盤で未増資の3軒エリアに加え、増資済みの2軒エリアがあれば、買い物料でかなり有利になるはずです。
そうなると、ライバル達は買い物料の支払いによる資金不足で、3軒エリアの相乗り株を売ることもあります。
その後に、3軒エリアの株を買い足して増資すれば良いのです。

上位で、買い物料で優位に立ってるなら、焦る必要などありません。
どーんと構えて、ライバルに儲けさせずに、自分だけ儲けるようにして、
買い物料でライバルたちの「株+現金」を徐々にいただいていきましょう。

B相乗りされても無視して増資する

対策になっていないですが(笑)、無視して増資した方が良い場合もあります。
ライバルが99株相乗りした場合は、できれば198株まで貯めて増資したいです。
買い物料が期待できる強いエリアであれば、持ち株数がライバルと同程度で増資するのも選択肢としてはアリだと思います。
ただし運悪く買い物料が取れなかった場合、ライバルは相乗りでの儲けを元手に、5倍買いや株持ち増資を仕掛けてくるので、
今度は逆に自分がそのライバルに相乗りするなど必要に応じてマークしましょう。



(2) 10株売り対策

@10株売りされる前に株を売る

増資あまりが少なくなってきたら、10株売りされる前にほとんど株を売ってしまうという手もあります。
また目標金額に近づいた時など10株売りされる可能性が非常に高く且つ 近くに自分の店(増資チャンス)がない場合も、売った方が良い場合が多いです。

A10株売りされたら株を売る

このとき難しいのが、5株残すのか、40〜80株程度残しておくかどちらにするかです。
まだ増資したいのであれば、40〜80株程度残しておいた方が良い場合が多いです。
そうすれば10株売りされる可能性は下がりますし、防衛増資したり、スキを見て株を買って再び増資するという選択肢を残せます。

B自分のエリアを10株売りする

ライバルの相乗りが特に激しい場合(ほぼ全員相乗りしている、100株以上持っている人がいる)の策です。
まず、40〜80株程度まで株を売って、その後10株売りをします。
そうするとライバルたちは、だいたい株を売るでしょう。
その後に、スキを見て株を買って、再び増資します。

C10株売りされても無視して株を持つ

対策になっていないですが(笑)、無視して株を持った方が良い場合もあります。
強いエリアの場合は、株で損しても買い物料で巻き返せるので、無視して増資する手もあります。
また、自分の進行ルート上に自分の店が多い(増資チャンスが多い)場合も無視して持っておき、 1回増資した後に、株を売るという手もあります。
10株売りをするライバルが2人以上いるとキツイですが、1人であれば自分の店の数(増資チャンスの数)が多ければ、構わず持ち続けた方が良い場合もあります。


(3) 5倍買い崩し対策

安い店は5倍買いされやすいので、安い店から増資します。
特に独占エリアは崩されやすいので、安い店から増資するのが基本です。
ただし独占エリアなどで、例えば200G(5倍買い1000G)以下なら買われることが明らかな状況では、
100Gの店よりも200Gの店を先に防衛した方が良いかもしれません。
200Gの店を取られる方が若干ダメージが大きいので。
なぜなら、増資余りや買い物料も200Gの店の方が良いですし、
5倍買い後にライバルが防衛増資できる金額も200Gの店の方が多く、買い戻しにくくなります。
株数が少なかったり相乗りされていた場合でも、せめて400G(5倍買い2000G)以上まで、
店価格を上げるまで防衛増資をしたいところです。

また、エリアの強さやライバルの安全ルートによって、5倍買いの相場は変わってきます。
強いエリアの場合は3軒エリアでも崩されやすいです。
ライバルが安全ルートの確保を狙っている時は、その安全ルート上の店は5倍買いされやすくなります。
これらのエリアの店は、特に防衛増資を意識した方が良いです。
一度、5倍買いで崩されると、たとえ買い戻せたとしても、儲けるスピードが落ちます

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4章 上位からの逃げ切り戦略

5章 ハイレベルな対戦で大事なこと